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現代陶芸に清らかさの漂うメルヘン的な作風と自由で洒脱な独自の境地を拓いた「陶の詩人」藤平伸作 [ 干支 福巳 ] 干支縁起置物です。\r\r藤平　伸　\r1922(大正11)年7月25日、京都市五条坂の藤平陶器所を営む藤平政一の次男として生まれる。\r「伸」という名前の命名者は、父の畏友である河井寛次郎であったという。\r1940(昭和15)年に京都高等工芸学校(現、京都工芸繊維大学)窯業科に入学\r53年に日展初入選。56年、京都陶芸家クラブに入って、六代目清水六兵衛氏の指導を受ける。以後、日展を主舞台に活動し、57年に第13回日展で陶板によるレリーフの「うたごえ」が、特選の北斗賞を受賞。我が国の工芸において富本憲吉、河井寛次郎、八木一夫等と共に近代の京都陶芸史に足跡を残す一人となった。\rその陶芸の作風には気負いは全く感じられず、まさに自然体の姿勢が創作への源ともなっていた。\r轆轤を使わず、手捻りやタタラで成形を行っている。作品は単に器だけでなく、人物(陶人形)や鳥や馬などの動物、建築物などの詩情溢れる陶彫も手掛けている。そのモチーフの多くは、中国・漢代や唐代などの俑に代表される、墓に埋納される明器からの影響を受けていた。器には鳥・花・人物などの具象的なモチーフを線描・刻線・貼り付けなどの技法を用いて、軽妙な作風を示している。それら心温まる陶彫と器の作品群などにより、「陶の詩人」とも呼ばれている。\r62年に日展菊華賞、73年に日本陶磁協会賞、1990(平成2)年に京都美術文化賞、93年には毎日芸術賞などをそれぞれ受賞。日展評議員、京都市立芸術大学名誉教授でもあった。\r\rまことに京都の文人らしい軽妙洒脱でメルヘンの世界をやきもので表現し、日本の創作陶芸において独自の境地を開拓した陶芸家です。\r手びねりで作られたこの商品は、2001年以前の巳年に製造された物で、奇しくも来年の干支であり、ユーモラスな表情と暖かい雰囲気で一年を穏やかに過ごせますようにとの思いが込められているように感じられます。\r\rサイズ（約）\r縦：12cm\r横：13cm(1番大きいところ)\r高さ：11cm\r\r共箱は、経時変化が見られます。\r商品は時代にしてはかなりの美品の部類です。\r\r丁寧に共箱に入れて保管しておりますが、\r素人保管ですので中古品とご理解いただき、ご検討いただけたら幸いです。

カテゴリー:	ホビー・楽器・アート>>>工芸品>>>陶芸
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